わがままかぼちゃのお手伝い — 道徳の教科書が話題に…。かぼちゃを観察してみた —


来年から始まる道徳の教科化。子供たちの心を採点。通知簿に…。
その教科書の「かぼちゃのつる」というつの文章が話題になっている。

お友達のちょうちょさんたちの忠告を聞かないで、好き勝手に道路に伸びたかぼちゃくん。人が引く荷車にツルを轢かれて大怪我。痛いぃ!って泣いたというお話。指導テキストを見ると「つるがきれたときにかぼちゃが気付いたことを考えることを通して、わがままをし ないで規則正しい生活をしようとする態度を養う。」とありますが、わがままな子供は先生も嫌いです。いくら注意しても聞かない子は、痛い目にあうんだぞ、と教師のいじめを連想するのは考えすぎだろうか。子どもの興味をわがままと決めつけて成長の芽を詰む。今の教育の怖さを常々感じているので、ちょっと気になったのである。

来年、小学校低学年のお子さんをお持ちの方、是非、教科書に目を通してあげてください。

詳しく読んで見たい方は大阪府にアップされている指導書をリンクします。こちらをご覧ください

我が家のカボチャくんをちょっと紹介。

我が家の菜園では、今年、かぼちゃがとても元気で、わがまま一杯に、あっちに伸びたりこっちに伸びたり。楽しそうに成長しています。教科書に書かれている以上にわがままで、大きな葉っぱで、小さなオクラの太陽を奪ったり、ナスの枝に絡みついて、手を広げるのを邪魔したり。ほったらかしにしておくと確かにわがまま一杯。たったふた株なのに、秋までには畑のほとんどを占拠するのではという勢いです。わがまま一杯に育ってます。こんなになってて、大丈夫なの?と我が家の奥様。心配が杞憂ではないような勢いです。

かぼちゃくんは通路が大好き

今朝、かぼちゃのツルが垣根を越えて道路に。ナスやトマト、アサガオに絡みつき、わがまま放題に突き進んでます。大きな葉っぱをのびのび広げたいかぼちゃくんは何もない道路や通路が大好きなんです。流石に轢かれてはかわいそうなので、おじさんは垣根に沿って遊びな、と少し方向転換。

お手伝い大好き

でも、このかぼちゃくん、実はとっても役に立ってお手伝い好きな面を持ってます。地を這うように育つので、大きな葉っぱが今年の焼けるような暑さの日差しを避けてくれます。日中は、疲れたヨォという感じで、葉っぱも少ししおれてきますが、夕方になると元気を取り戻し、毎日畑の土が乾燥するのを防いでくれてます。おかげで、今年の茄子くんはとっても元気です。それからたくさん花をつけるので、送粉者である虫さんたちがいっぱいやってきます。虫さんたちは近くの花にも遊びに行くから、トマトさんや茄子さんも助かります。なので、おじさんは少しだけ方向転換させてるあげますが、基本好きにあっちこっちに行っていいよとかぼちゃくんの好きにさせているのです。

お隣のバラさんともお友達に…

そういえば、かぼちゃくんは地を這うのが好きなのかと思えば、基本、上に伸びたがるようです。ミントの群生をベットにして成長したり、茄子くんにしがみついて枝に沿って空を目指してます。

畑わきのバラのツルにも、寄り添うように育っていくかぼちゃ。興味は尽きずに畑を一周回って、ここまできたのかぁ…。上手に棘を避けて一緒に成長しています。バラくんと仲良くね。ところで、こんなに高いところに雌花めばながついて、かぼちゃくん、実がなった時、重さは大丈夫なの?と聞いたが、大丈夫!って返事…。力強い子です。美味しいのお願いね!

先生に怒られたって、いじめにあっても大丈夫

かぼちゃくんはとっても強い心を持っています。今年の猛暑の日差しをいっぱい浴びてもへっちゃら。でもオクラちゃんの日差しを遮ってるので、ごめんねと言いつつ、葉っぱをチョキン。オクラの下に敷いて地面の日よけに。さらにもう一周する勢いなので、一周回ったところで摘芯。頭を散髪したら、いろんなところから、手を伸ばし始めて、本蔓にはほとんどなかった雌花が、庭中あちこちで芽を出しています。脇から出たツルの方が、雌花がたくさんつくことは知りませんでした。

道路わきの垣根でも元気

今朝、道路脇の垣根でかぼちゃくんの雌花を見つけた。雌花が少ないと心配していたのに、あちこちにいっぱいついて、元気です。怒られたり、邪魔だと虐められても、それをバネに自分を成長させていく力を勉強するにはぴったりの教材がかぼちゃくんなのではないか、とお庭の世話をするおじさんは学んでおります。

しばらくしたら秋、大きな実になるといいなぁ、美味しいかぼちゃが楽しみな我が家です。もし、一つも実がならなくても、たくさんお手伝いしてくれたので、来年もかぼちゃくんを植えようと、おじさんは思っているのです。