東京でも、道端や庭のあちこちで蕺草が見られる季節になりました。白くて小さな花をつけ、なかなか可愛いのですが、なにせ繁殖力が強く、あっという間に庭の一画を占領してしまうからか、ドクダミを嫌う声は結構多いです。我が家のお隣のおじさんも「ドクダミがはびこると菊がダメになるんだよね。」と、嘆いていました。
そんなドクダミですが、実は昔から日本人にとってとても身近な植物でした。乾燥させたものは十薬という生薬名で呼ばれ、利尿作用、動脈硬化の予防作用があることで非常に珍重されたそうです。また、昔から有名なのは「ドクダミ化粧水」。にきびや美白に効果があるということで、今に至るまで色んなメーカーが製造して販売しています。
我が家も引っ越しして半年。小さな庭の片隅にドクダミが元気に花を咲かせていましたので、これを雑草として刈り取ってしまうのはもったいない!化粧水を作ろうと思い立ちました。
作り方は簡単。でも、エキスを抽出するには時間がかかりますので、1年後の楽しみに……。
さて、それでは次ページでドクダミ化粧水造りをレポートします!