あさりおん

にぎやかな庭になってきたかも……

伝統構法と土壁の我が家が大工さんや左官さん、多くの職人さんたちの力で完成し、住み始めて約5か月。引っ越し直後の12月から始めた庭作り、一坪菜園と花壇、ふたりで作った竹の垣根も出来上がり我が家の庭の形が見えてきました。まだまだ何年も色々手がかかり、完成はずーとないかもしれませんが、どんな風になるのかは楽しみになってきました。

引っ越して以来、やる事が多すぎて、記事を書く間がなかったので、ゴールデンウィーク現在の報告からレポートスタートします。

あさりおんは写真をクリックするとスライドショー形式でご覧いただけます。
どんな家庭菜園なのか、詳しくは次ページへ

日当りのよい一坪菜園

やっと畑らしくなってきた一坪菜園

昨年の12月、引っ越してきてすぐの昨年末から作り始めてやっと畑らしくなってきた。いろいろな野菜を植えてあります。夏が楽しみ。30cmぐらいスコップで掘って畑作り、土作りのあと1〜2か月ほど寝かせて野菜のタネを蒔きました。出来るだけ肥料や農薬を使わず、在来種の自然な畑にしていきます。うっそうとした草はらに野菜がのぞいているみたいな畑にしたいんですよね。

燕麦えんばくとクローバー

畑のまわりに植えたクローバーと燕麦。

写真の畑のまわりに生えている勢いのよい植物は燕麦とクローバー(レッドとホワイト)。燕麦は夏の暑い日には刈り取って、土が乾燥し過ぎないように野菜のまわりのカバーに使う予定で育ててます。ごめんね燕麦。

クローバーも同様に役に立つので植えています。根に根粒菌があるので、窒素肥料の代わりにもなって、彼らのおかげで雑草も生えにくいのだそうです。成長を見て、庭中蒔こうか悩んでいるところです。

芽を出してきた野菜たち

なかなか芽を出さないもの、数日で発芽したもの、芽が出ても成長ゆっくりなものと色々あって、面白いですね。人参、ラディッシュ、ごぼう、枝豆は直播き。いろいろな野菜を関係性を考えて混植すると農薬を使わなくても、虫除けになったり、肥料を撒かなくても、必要な成分を供給したりが出来るそうです。なので、枝豆はいろんなところに、植えられています。九条ネギとニラはサポート部隊として植えられているのです。

在来種の苗造り

トマトと茄子とバジルは苗作りから始めました。何事も0から始めたい性格なのもありますが、在来種の苗が手に入りにくいという現実があったからです。

F1種

我が家の畑は在来種のタネを使うことにしました。ホームセンター等で売られているタネは、手軽に美味しく農作業が出来るように掛け合わされた種です。F1種と言います。とても便利な時代ですね。しかし、これらの種、実は子孫(種)が出来ないものが多いのです。便利な面は必要な事なのでしょうが、子孫を残せない種って自然じゃない気がしますね。

こどもの頃に食べた野菜といまの野菜、なんか違うと感じて、調べてみて知りました。。F1種は親と子でDNAに変化があるので、子は孫を作れないのだそうです。そのかわり子は人間に便利な機能を持って成長するのです。売られている種は便利な子なのです。

在来種

昔から日本で作られ食べられてきた野菜や果物の種は在来種と言います。これらは固定種といって、親から子へ同じDNA、遺伝子が引き継がれていきます。遺伝子は育った環境によって少しずつ変化します。それは地域への順応をこどもに伝えていくためであり、環境と農家さんに育てられた記憶の蓄積なのかもしれませんね。

いま、多くの農家さんが、近年の不自然な農業でなく、昔から伝わってきた農業に目を向け始めているそうです。我が家もチャレンジして、大変な事、素敵な事を体験して,いろんな事を考え見てみたいと我が家の野菜・果物は在来種中心でいくと決めました。

まだまだ続く庭作り。お花&ハーブガーデンも…

我が家のご近所にはとても活気ある素敵なお花屋さんがあります。とてもお手軽な値段でお花の苗を売っているので、さっそくひまわりとあじさいを買いました。一緒に植えてるラベンダーは友達からの頂き物。我が家の花壇が一気に華やかに……。

あじさいは、ひと月ほど前に竹をシュロ縄で編んで作った垣根(こちらも近々書きます)の前に植えました。お隣からも見えるから、喜んでもらえるかな?

我が家の庭作り、まだまだ続きます。あじさいのそばには実のなる木を植えたいし、玄関のそばには花の木、駐車場に植えたラズベリー(撮影忘れました)のそばには何植えよかな?

家庭菜園を始めて、時間の流れが変わった?

20代、30代、40代と仕事や様々な出来事に追われるごとに時間の流れが早まってくるのを誰もが感じますよね。でも、引っ越してきて不思議な事が。50代なのに時間の流れがゆったりし始めたのです。何だか、この5か月ゆったり流れているなぁ、なかなか次の季節が来ないなって感じるのです。なんでだろ?って思って考えてみたら、植物の成長を見ているからかもしれません。

なかなか芽を出してくれない人参、芽が出ても大きくならないトマトや茄子。そればかりか、植えたくても土作り中で、ひと月は植えちゃだめな畑。初めての場所に行くとき、道を知らないので歩いても歩いても着かないと感じてしまいます。なのに2回目に行くとそんなに距離を感じないで案外近かったと感じる事が……。知ってる知識は時間感覚を早めるのかも。植物の成長はどれも時間を待たなければいけない事だらけ、見守っている事が多すぎて、時間がゆったり流れ始めたのかも。そんな事を感じ始めたガーデニング初心者です。

自然栽培の参考書籍を紹介します。次ページへ

自然栽培の参考書籍の紹介

Amazonで買ったり、本屋で見つけた書籍です。やはり紙の書籍の方が読みやすいですよね。という事で、自然栽培の庭づくりの参考にした書籍の紹介です。写真はアマゾンにリンクしています。レビュー等、詳しくはそちらで……。

育ちや味がどんどんよくなる自然菜園で野菜づくり  — 竹内孝功 —

家庭で自然菜園をやる人向けに書かれているので、我が家はこれを畑づくりの基本にしました。読みやすくて分かりやすい本ですが、注文があるとすれば、初心者ならではの疑問点、水やりとか細かいところが分かりにくいです。

自然栽培ひとすじに  — 木村 秋則 —

奇跡のりんごの木村さんが書いた本です。考え方の基本を学べて、我が家の畑のベースはこちらです。 引っ越しの荷物にまぎれてたので、土づくりをしたあとに読んで、あら!こっちの方が楽だった!とかありました。またリポートします。

有機野菜はウソをつく  — 齋藤 訓之 —

この本、色々調べてて見つけた本です。有機農法と自然栽培って、同じ方向に思いますが、実はずいぶん違います。なぜか著者さん、いきなり木村さんとの路線の違いがあるようなことを書かれていましたが、Kindleのサンプル版を読む限り、似た方向。別の見方からいまの農業の方向性を書いているので、次に買って読もうと思ってる本です。

土の学校  — 木村 秋則, 石川 拓治 —

土壁の家に住んでると、やっぱり土が大事だよね!って思うからという訳ではないですが、自然栽培に土づくりは大事です。という事でリブロで見つけて買ってみたけど、引っ越し荷物から取り出せない。早く本棚作って本の整理しなければ!

という事で次回は「穴掘り始めました!自然菜園作ります!」です。
順次これまでの過程も書いていきます。お楽しみに。

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