新しい家に引っ越すと、最初に必要なのが、カーテン。我が家にはロールスクリーンが似合うと思ったのですが、見積もると大変高価。物入りの時で購入断念。なら自分たちで手作り、DIYに挑戦しよう!ということで、ロールスクリーン (ロールカーテン)を自力で作ってしまいました。 この記事の投稿から4年たった2019年、模様替えのついでにYoutube動画も作りました。見てくださいね。
「ロールスクリーン、作っちゃいました」の映像版ができました【可愛いワンコが解説】
2015年に作ってから4年。6月初旬、経年劣化が原因で壊れたロールスクリーン。使っていた28mm金具を、この記事でオススメしてきた壊れにくい25mm金具に変えるため、新しいロールスクリーンを作りました。同時に「ロールスクリーン作っちゃいました!!」の動画版も撮影。あさりおんのマスコット犬まるも大活躍の映像です。
手作りロールスクリーンは自分の好みの生地で作れる窓辺…。楽しく、分かりやすい映像です。新しい作り方とコツも紹介しています。是非、見てくださいね。
という事で、このページも加筆、改訂しました。
動画作りで新しいコツを発見。追記
動画を撮影・編集中に見つけた、新しいコツなども追記、改訂しました。さらに作りやすく簡単に…。
「カーテンって、そんなにするのぉ!」
2014年末、新居に引っ越し、カーテンどうしよう!というとき、家1軒分のカーテンを業者に頼むと、とんでもない金額になることがわかり、じゃ、カーテンを作るか?というと、ミシン無いし、土壁で和風の家には似合いそうに無いし…
ということで。
「ロールスクリーンを作ってしまおう!」
で、部品はどうするの?って言う事でネット検索かけても日本ではほとんど部品が見つからない。見つかっても高い全自動のやつとかばかり。それじゃいつものように外国の密林(←南米の方)で買おう!と探してもない。やっと見つけたのはeBayの香港のお店。「大丈夫かなぁ」という心配がありましたが、送料無料の格安部品だったので、だめ元で注文してみたのが、4年前。
28mmパイプは金属の部品がプラスチックを削ってしまい、壊れやすいことが判明。サイズの合うパイプもなかなか見つからないので、巻き上げる力は少し弱いのですが、比較的壊れにくい25mmパイプ用の金具を使うことにしました。
映像版「ロールスクリーン、作っちゃいました!」が完成。楽しく分かりやすい動画です【可愛いワンコが解説】
ロールスクリーンの部品を購入
しばらくチェックしてなかったのですが、2022年現在、Amazonで買えるようになってました。円高なのかかなり高くなってました(2015年と比べると倍ぐらい)。こちらで買ったことないので、よく調べて購入してください。他にも良いものあるかもしれません。
①部品をebayで購入する。
海外の通販サイト、ebayで「ロールスクリーン」と検索しても何もヒットしません。「ロールカーテン」という人もいますね。どちらも和製英語です。“roller blinds shades”です。これで検索すると、写真のような製品が見つかります。この記事を執筆している時点(2015年)での価格は400円前後。日本で見ているとJPYで表示されるので、わかりやすいです。
25mm用は下記のパイプ家具のイレクターパイプがぴったり合います。28mm用は壊れやすいのと、ピッタリ合うパイプがないので、お勧めしません。
金具はこちらで
「Roller Blinds Shades Clutch Bracket Bead Chain Repair Tool Kit for 25mm Tube」と検索。英文間違ってますが、こちらで検索しないと、別の商品が混ざります(動画はコピペできないので、正確な英語で表記してます)。
②パイプはイレクター
パイプはホームセンターで売っている、イレクターというパイプ家具のφ28のパイプ。ホームセンターによく行ってる方は多分、見た事あります。ああこれかぁ!って。分かると思います。
Amazonでも配送料がかかりますが、買えます。長いものなので届けてもらうのは助かりますね。このイレクターのパイプはパイプカッター(アマゾンで1,000円ぐらい)を買うと自分でも切れます。
このパイプ、しっかりしているので、長くても歪んだりしません。なので、ロールスクリーンにぴったりです。この組み合わせが一番作りやすいです。
③布を買ってくる
2014年、カーテンの布って、どこで買うの?と考えたとき、布なら西日暮里だろ!ってことで、行ってみました。[カーテン生地専門]というお店を見つけて入ってみました。僕がお店で布を探してきょろきょろしてると、家内が「ロールスクリーン作りたいんですけど、生地ありますか?って聞いたら、ロールスクリーンの手作り無理だって言われた!」ってちょっと困った顔してやってきました。「当たり前やん。お店の人は無理って言うのわかってるから、さっきから自力で探してるんやん!」と言うと、「そうなの?」と奥様。
検索かけてもこれだけ部品が日本で見つからないという事で、多分言われるだろう事を見越してました。やっぱりなというところです。自作の記事もほとんどないのがその証拠です。
それから4年、購入したカーテン生地専門のお店でも、今回は幅の合う生地が見つからない、どうしよう!ということで、いろいろ探して歩きました(トマトでは冬に合う生地はあったのですが、25mmパイプ用だと、重すぎるかもと思って、現在保留中です)。
我が家が購入したお店はネット販売もしてます。今回は見つかりませんでしたが、良い生地が買えるお店です。日暮里のトマト、卸ですが、一般の人も購入できます。
我が家は失敗を覚悟して、一番安い布を購入。確かにいろいろ失敗したのですが、とても制作費が安いので、次の冬には新しいものに取り替えるぐらいのつもりで作ってます。失敗は大成功の母です。
ちょうど良い生地を売ってるお店発見!【追記】
何軒かの手芸屋さんや生地屋さんなど回ったのですが、やっと幅広い生地を数種類置いてある“ヴィシーズ三郷店”を見つけました。スーパービバホーム三郷店2階のこのお店、子供の工作から陶芸、アンティーク、手芸や洋裁など、様々な趣味の用品を手広く扱っているお店です。
そこの生地コーナーに幅広の生地が置いてありました。幅約160cm(-5cmぐらいまで)の生地って、なかなかないんです。こちらではエプロンなどの手芸用として紹介されていました。
お店の方に生地の名称を確認したところ、平織りオックスの厚めだそうです。クッションやエコバッグなどを手芸で作るときに使う生地です。今回は動画で使ってる、二つの柄を買ってきました。うさぎ柄は別のバージョンを作成予定です。
見つからなかったら、裁断コーナーへ行って、担当者に聞くと早く見つかると思われます。
超強力両面テープがおすすめ
部品というほどでは無いけど、必要な材料が両面テープ。様々なメーカーから色々な両面テープが販売されてます。超強力と表記のあるタイプのものがおすすめです。強力、ぐらいだと、布が張れない場合が多いです。布って、通気があるので、普通の両面テープだと力が足りません。20mm幅で長さ20mぐらいのもの一巻きは使います。予備にもう1本買っておくといいです。
映像版「ロールスクリーン、作っちゃいました!」が完成。楽しく分かりやすい動画です【可愛いワンコが解説】
ロールスクリーンの作り方
今回の改定では、少し手順を変えてみました。動画でも同じ作り方をしてますが、窓枠があるのだから、そこに吊り下げて生地とパイプの位置決めをしまてみました。とてもスマートにパイプに生地が張れます。
④窓枠に固定具を取り付ける。
まず、eBayで購入したチェーン付きの吊り下げ金具を窓枠につけます。窓枠からほんの少しだけ(数ミリ程度)離して取り付けます。今回発見したのですが、吊り下げ金具は後から、受け部を取り替えられるので、あとで左右の金具を簡単に変更できます(動画で説明してます)。
⑤パイプの穴に部品を取り付けます。
まず、チェーンのついた金具をイレクターパイプの穴に叩き込みます(動画を参考に…)。プラスチック部品は壊れやすいので、必ず当て木をして叩いてください。
そのあと、吊り下げ金具にそちらをセットして、長さを確認、切断箇所に印をつけ、パイプカッターで金具の円盤の厚さ分、少し短くパイプをカットします。短すぎても、長すぎても、使えなくなるので、慎重に…。
反対側の受け金具をパイプに叩き込めば、出来上がりです。チェーンのついていない方の金具は叩くときに壊れやすいので、当て木を突起部と円盤にバランスよく当てて、金槌で叩き込んでいきます。気長にコツコツやると、入っていきます。
⑥生地を切る
ぴったりのサイズの生地が見つかったので動画ではこのシーンが抜けてます。パイプを窓枠に取り付けたあと、パイプに合わせて、採寸し裁ちばさみで採寸線に合わせて生地をカットしてください。
お店の人みたいにスーと切れるかと思いきや、素人です、チョキチョキと少しずつ生地をカットしていきました。割と真っすぐ切れたので、次の手順に。高さは窓枠と巻き付ける分プラスαぐらいの長さに。お好みで。
⑦生地を仮止め。
パイプと生地が用意できたので、カットした生地をパイプに貼り付けるのですが、その時の位置決めが大切です(動画で詳しく説明しています)。
パイプに1本まっすぐ両面テープを貼り付けた後、前回の記事では、床に広げて位置を決めたのですが、今回は布の片側だけパイプにガムテープで仮止めし、窓枠から布までの距離を上部と下部で同じ距離に合わせ、反対側の生地の上部をパイプに仮止めします。きっちり引っ張って仮止めする様にしてください。
ここの作業が後の成功の一つの秘訣です。できるだけ正確に精密に位置決めしましょう。この時、生地は両面テープをまたぐ形で仮止めしましょう。あとで貼り付けられなくなります。
⑧両面テープで生地を貼り付ける
パイプに貼った両面テープを剥がし、仮止めで位置決めした生地をパイプに貼り付けます。両面テープ1本だと生地の重さを支えきれないので、2本目を貼って、生地をパイプに貼り付けます。
さらにもう一本、いま貼った生地の両面テープのところの上にもう一本両面テープを貼り、パイプを綺麗に生地でカバーします。
両面テープは超強力タイプで作業してくださいね。
⑨おもりの丸棒を生地下端に貼付ける。
パイプと要領は同じです。12mmぐらいの細いパイプで十分おもりの役目をします。
パイプの全幅に両面テープを一本貼付けます。もう一度吊り下げて、フローリングや畳の線を使って、上下平行になる様に重りの丸棒を貼り付けます。
正確にできれば、以上で完成なのですが、DIYはどうしても歪みが出てくるものです。
⑩両面テープもう一本で微調整(新しいコツ)
そこで完成したロールスクリーンを一番下まで下げて、パイプの生地の上にもう一本両面テープを貼ります。この時、できるだけまっすぐにテープを貼ります。窓枠からの距離を測りながら張ります。
生地をパイプに一回りして両面テープを貼り付けます。
ロールスクリーンを巻き取って見て、どちらに生地が寄るかを確認。生地が寄った反対側の生地を外して、少し上に引き上げて貼り直し、調整します。タオル掛けで、まっすぐにタオルをかけるときに、片方を上げる要領をイメージすると分かりやすいです。詳しくは動画を参考にしてください。何度か繰り返すと、ちょうど良いところが見つかります。
ロールスクリーンできました。
無理って言われてましたが、ロールスクリーンできました。
4年前の我が家のロールスクリーン
今後紹介する変わり種
この他に我が家では現在二つの派生ロールスクリーンを作ってます。二重ロールスクリーン とローマンシェードです。
ローマンシェード
布が折りたたまれる様に登っていくおしゃれなカーテン。ローマンシェードは撮影終わっているので、秋頃には新しい動画をアップする予定です。お楽しみに!
二重ロールスクリーン
布が二重になってるだけなのに、ひらひら滑らかで、おしゃれな感じに。こちらは軽い布ほどいい感じです。布の巻き上がりが不思議な動きで、柄を工夫すると面白いこともありそう。二重ロールスクリーン は前回簡単に説明しています。こちらもいずれ動画を作れたらなと、うさぎの生地を買ったのですが、撮影がいつになるのやら。いつかはアップします。こちらはしばらくお待ちください。
動画にコメントお待ちしてます。
わからないこと、こうしたらもっと良かったよなど、動画のコメント欄でお便りください。お待ちしています。
- ebayは海外サイトです、トラブルにご注意。Amazonも含めて、ロールスクリーン作りについて、あさりおんでは一切の責任は負いません。最終判断はご自身で。