環境に優しくない石膏ボード
なぜ石膏ボードがいやなのかというと、石膏ボードは埋め立てたり、燃やしたりできない産業廃棄物なのです。もし、埋め立てて地下水につかると、硫化水素を発生させる場合があり、これまでも何度も事故を引き起こしているのです。現在はリサイクルで、新しい石膏ボードを作ることが出来るようになっているらしいのですが、使わなくても家が造れない訳ではないので、使いたくないのです。
施工に便利で省力化できる重宝な石膏ボード
使うと壁作りが簡単なので、中小から大手までほとんどの建売住宅や注文住宅ではこの石膏ボードを使って壁を作り、壁紙をボンドで張り付けてます。あっという間にきれいな大壁の部屋が出来上がっていきます。しかしこれが集成材や構造用合板とあわせて、木造建築物の廃棄やリサイクルを難しくしている原因です。集成材や構造用合板は合成物質であるボンドを使っているので、燃やすことも埋め立てることも出来ない素材なのです。
簡単に施工できるというのは、逆に言えば大工の腕がなくても施工できるので、こればかりになると若いお弟子さんたちの為にならないのです。施主は良い物には金を出すって姿勢が必要なんです。そのかわり、不要な物には、この家お金かけてません。キッチンが出来るとよく分かります。後ほどレポートします。
張ってくれてる写真使って、愚痴言って良治さんにはちょっと申し訳ないレポートですね。でも共感してくれてる大工さんたちで良かった。
土壁を大壁にして、厚い漆喰を塗るとか、いろいろな所で研究・実験がすすめられています。いつか自然素材だけで家を造れるようになると良いですね。でも天井どうするんだろ?素人には全然思いつかないや!今度誰かに聞いてみよ!
良治さんが棟梁になる頃には、良いアイデアで頑張ってね!
次にアップするのは「散歩で見かけた薪のお風呂屋」です。建築レポートではないのですが、この記事に関連している話なので、そちらをアップします。