5月の終わり頃、いつものように現場見学に行くと、浴室の基礎部分でバリをコツコツ取っている寡黙な職人さんが…。ブロックを積む部分を平らにならしていました。
外壁工事より前の作業でしたが、ここで少し時間を巻き戻します。
ええぇっ!ブロック壁なの?
読者のみなさんも写真を見て驚いたと思うのですが、設計段階の打ち合わせの時に建築家の林さんからコストダウンをかねて提案されたのが、ブロック積みの浴室。その時イメージしたのは、街角で見かけるブロック塀や「北の国から」の家みたいな映像。大丈夫なんだろうか?と一抹の不安。
でも、左官の江原さんが「ブロック積みはとても腕のいい方にやってもらいます」と自信を持って後日話してくださったので、期待してこのプランでお願いしました。
おおぉ!この寡黙な職人さんがその人か!と期待して一連の作業を撮影している施主でございます。シャイな方で前からの写真が撮れず、後ろ姿ばかりです。
こうして出来上がったのが、このページのトップ画像のブロック壁です。とてもきれいで御影石みたい。上部の檜の板壁にとてもマッチしてきれいな浴室に……(後日アップします)。
シャイで寡黙な職人さんのブロック積みは次ページへ
とても細かな作業で美しいブロック壁が出来上がっていきます。
シャイで寡黙な職人さんのブロック積み
次回は棟梁自ら作業の檜の板壁張りと左官の江原親方の怪しい作業。お楽しみに!