何十年か前、日本が深刻な米不足になった時、タイはたくさんのお米を日本に輸出してくれました。ところが、日本のお米と同じ様に炊いた日本人からは「 タイ米 は美味しくない、まずい」などと散々な悪口を言われ、公園に大量のタイ米が捨てられたりというひどいニュースまで出る始末。輸入された高級米 ジャスミンライス はもともと パスタ のように 茹でる と 美味しい 長粒種 なのです。
花の香りのジャスミンライス。
なのです。私は大学でタイ語を専攻していた関係もあって、このニュースには怒りを覚えたのを覚えています。
美味しい タイ米 を 茹でる動画を
YouTubeにアップ
お鍋で炊くとご飯も美味しい!
普段食べてる白米もお鍋で炊いた方が美味しいんです。ちょっと家事ができない時期があったので、旦那に教えました。ついでの時にでも、ご覧ください。
映像作って発見!お腹がすいたら約20分でご飯ができる。レトルトタイカレーとジャスミンライスは常備食に!
レトルトのタイカレーがあれば、すぐに美味しく食べられる。おすすめはタイ製の輸入品。具もコロコロ美味しいものが多い。茹でる時のお湯を別の鍋に移せば、蒸らしている5分で、レトルトカレーも温まる。これは常備しておくしかない!
+10分あれば、本格タイカレーも作れる。そちらもレシピも見てねぇ!タイ料理はなんと時短料理なんダァ!です。
タイ米は炊くのではなく、茹でる。
研がず・洗わず・炊かず。調理時間は約18分(湯沸かし含む)
タイ米は、炊飯器で炊くのではなく、パスタのように茹でてください。湯取り法といいますが、タイ米にはこの方法が一番うまくいきます。 そもそも、日本のお米とタイのお米は種類も特性も違います。日本のお米はジャポニカ米、タイのお米はインディカ米(長粒種)。 当然、日本で食べられているものは日本食にぴったりですし、タイのお米はタイ料理にぴったりです。
タイ米はパサパサして嫌だと言う日本人が多いなら、タイ人は日本のお米はべちょべちょして嫌だと感じるのです。どちらが美味しい、まずいではないのですね。種類が違う、調理法も違うものです。輸入した際、そこをきちんと説明しなかったので、日本では間違ったイメージができてしまいました。
風評と戦った『美味しんぼ』
当時、このタイ米の風評被害をただそうとしたマスコミ・料理番組がほとんどなかった中で、唯一と言っていいほどきちんと取り上げたのが、いま話題になっている『美味しんぼ』。発売中の49巻にタイから来た研修生が部長の「タイ米はまずい」の偏見に反発する話しが書かれています。
主人はこれを読んで、タイ米を茹でて食べ、周りの人たちに食べ方を伝えて喜ばれたそうです。マンガには確実に正しい情報を伝える力があることを作者の雁屋哲さんはご存知なのですね。
日本の炊飯器は当然のことながら日本の米が美味しく炊ける様に開発されたものです。繰り返しますが、タイ米は、炊飯器ではなく、ぜひパスタをゆでるように茹でてみてください。そうすれば、タイ米の美味しさが最高にひきだされた仕上がりになりますよ!
最もおすすめはジャスミンライス
おいしいタイ米の中でも、私はジャスミンライスにこだわります。私がジャスミンライスにこだわるのはその香り。ココナッツの甘い香りがなんとも言えません。香り米と呼ばれるのも納得です。ジャスミンライスによって、タイ米が日本のお米とはまた違った美味しさがあることがおわかりいただけると思います。
グリーンカレーのレシピも同時掲載。ジャスミンライスと合わせてお試しください。口の中に広がる辛みと甘み、小さな小さなペンネのような口当たりのジャスミンライスと具が微笑みの国タイへ私たちを運んでいきます。
タイ米の湯取り法
材料
- 3 合 ジャスミンライス(香り米)もちろん、普通のタイ米でも。
作り方
- 鍋にたっぷり湯を沸かし、沸騰したら、洗わずにそのまま米を入れる。
- パスタのように、中火の強の火で、ぐらぐらさせる。鍋底にひっつかないように時々混ぜるのを忘れずに。
- 10分ほどゆでてアルデンテになったら、取りザルをお湯から上げる。
- お湯を捨てたパスタ鍋に取りザルを戻して蓋をし、ごく弱火にして5分程蒸らしてできあがり!! (パスタ鍋以外の時は、茹でたお鍋の上にザルを置いてふたをして蒸らす)