いよいよ荒壁付け、土壁が出来てきた!

【伝統建築現場レポート】荒壁付け初日 2014年5月12日


荒壁付けの映像

今回は付録でなく、まずは映像をお楽しみください。

他にも工事の様子をいろいろ投稿しています。ぜひ、YouTubeのあさりおんチャンネルを覗いてみてください。

荒壁付け初日の様子

初日は江原さんと江原さんの師匠ほかお二人の助っ人が作業。3時のおやつ前に見学に伺ったら、もうすでに一階と二階の半分がほとんど塗り終わっていました。休憩を挟んで裏掻き作業。内側に荒壁付けをする二日目のために内側に飛び出た壁土を均していきます。

width="300"おやつ前に見学に伺いました。
今日の作業はもう少しで終わるところ。ぎりぎりセーフ!
江原さん荒壁付け真っ最中!
width="300" 今日は左官さん3人が助っ人。ベテランの左官さんで一気に荒壁付け。
width="300" 貼ってある紙は木が汚れないように養生のためです。細かなところが大切なんですね。
width="300"小舞を掻く時も大変でしたが、壁の中はいろいろな構造物があり、結構入り組んでいます。
細かなところもきっちりと荒壁をつけていきます。
width="300" 塗り終わったばかりの壁。柱より壁が少しへこんでいるのは、この隙間に断熱材を充填するためです。この家ではペットボトルから再生したペット樹脂の繊維で作られた断熱材を使います。自然素材ではないのですが、もし燃えたとしても有毒ガスを出さない。廃棄物を再利用するということで、こちらにしました。
width="300" 職人さんたち休憩中。僕、みんなのこてを守ってます。
このあとまた作業するのに、鏝はちゃんときれいに洗ってあるんだよ。休憩してる間にも土が乾いて取り難くなるから、その都度きれいにするんだって。
/(◉●◉)\
width="300" 明日、雨の予報なので、2階は明後日。もし横殴りの雨が降ったら、こちら側の面がぬれることになるので、2階は二日目に延期したそうです。
width="300" 外が塗り終わった内側。休憩のあと裏掻きをして、二日目にこちらから塗ります。一つの面で2回の作業。手間がかかります。
width="300" ムニュっと出た荒壁土。休憩のあと少し落ち着いたところを裏掻きします。ヘソって言うって聞いたような違ってるような。今度左官さんに確認しなきゃ!
width="300" 裏掻き作業。江原さんが左官を教わったお師匠さん。ありがとうございます。
width="300" このように後ろに出っ張った壁土を均していきます。
width="300" 電気配線はこうして壁の中を這っています。
width="300" 土が乾く前に養生の紙をはずしていきます。乾くと取り難くなるので、乾く前に。こうした細かな作業を親方や棟梁がしているのをよく見ます。確認作業もかねているのでしょう。そ言えば、このとき、ずっと付いて回っていろいろ聞いてすみません。お邪魔しましたぁ!
width="300"足場の上側の板をはずしているので、もう解体?と思って、質問。明日、予報では雨なので、雨が降って、塗ったばかりの壁にはねないように足場を移動しているそうです。土壁が傷むというより、下の木に染みがでないためだそうです。

次回は荒壁付け後半!と思ったら、現場に着いたのは左官さんの作業後の休憩中。なので、【荒壁完成】左官さん方とお茶のひとときをアップします。