棟上げが終わり、いよいよ我が家も竹小舞を編む段階になりました。ゴールデンウィークの5月3日に、小舞編みワークショップを開催します。ぜひ、あなたもご参加ください。
小舞編みにチャレンジ
そこで、今回はおもしろい家造りをちょっとでも体験してもらえたらと小舞編みを紹介します。伝統構法は高度な職人さんの技で出来ると言いましたが、江戸や明治の人々は人手がかかる部分は結(ゆい)と呼ばれる村人たちのつながりで作業をしました。普段は農家や別の職人をしている人々が家造りの時には手伝いあうのが結です。有名なところでは五箇山の合掌造り集落の結が今でもあります。数十年に一度のき屋根のき替えの時に結の人々が協力しあいます。同じように昔の家造りは村ごとの結の共同作業でした。
少しでも同じ体験してもらえればとの土壁の現場で小舞編みのワークショップがよく行われています。この小舞編み作業は初めての人でもコツコツすれば職人さんと同じように半間の壁を一日で編むことができます。次の日は腰が痛くなるかもしれませんが、あそこの家のあの壁は僕が作ったんだ!と思える達成感がある作業です。
小舞編みワークショップは女性に人気です。新参者なのであまり話したことはないのですが、伝統構法に興味のある女性が少なからず居られるというのはとても心強いです。あさりおんでは尊敬を込めて小舞女子と呼ばせていただいています。
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【小舞編みの作業手順】
以上が、小舞編みの手順です。ぜひ一度小舞編みワークショップにご参加ください。
【注意!】各現場で違うやり方が行なわれています。ワークショップに行ったら、現場の左官さんの指示に従ってください。この記事は小舞編みワークショップの一例、参考とご了承ください。