仕口が収まって、込み栓入れに
仕口が収まってきたので込み栓を入れていきます。この作業で柱と梁がとまります。
現場用の図面。奇麗な図面です。
高いところばかり見てきたので、ちょっと一服。こうした梁を組む時の位置はこの板の図面に書かれている『い六』の様な記号が部材の一本一本に書かれています。手書きです。 |
大工さんが玄翁でたたく時の顔、二枚目です。
お弟子さんの一人、誠二さん。手順は全て頭に入っているようです。 |
上でハンマーでたたいているのはベテランさん。
こうして上からたたいてしっかり仕口を閉めて、込み栓を打ち込みます。まるで平均台の上で木槌をふるっているような状況です。一階の床の梁の上を歩いてみたけど、素人はふらっとします。 |
柱の上部でたたきながら込み栓を入れます。
音を聞いてると、音がとても合ってます。 |
普通の場所みたいにかがんで、長い梁をつないでいます。
梁の上で普通にしゃがんで作業。絶対僕には出来ない! |
1階の梁を見ると床板で隠れるところにきれいな字で、場所を記しています。
このページの一番上の写真の板に書かれた図面にあるきごうの「は五」「は六」が一本ずつ奇麗な筆文字で書かれてます。床板が張られるので、文字は見えなくなります。 |
整然と並んだ二階の梁
コストがそんなにかけられないので、一級材でという指定だけだったのですが、節が少ないきれいな材木が使われています。材木屋さんもいいところを使ってくださっている証拠です。 |
かなり広い書斎!ここで一日過ごす事になるでしょう。
真ん中辺りが階段の登り口。その手前の広い空間が我が家の書斎。ここを広くするためにリビングが無いのですが、リビングの兼用で過ごしやすい空間になりそうです。 |
二階部分が出来てきました。
外から見たらこんな感じ。あとは屋根がつくと家の形になりますね。 |
ほれぼれするような木組みです。
ちょっと別アングルで、最初の柱をもう一度、ほんとに奇麗な木組みです。木の家をいろいろ見てきて群を抜く出来だと思います。「都倉さんの仕事はほんとに美しいと評判なのです」と知り合いの大工さんが話していた通りです。 |
続きの作業は一階と同じです
ここまででこの日はお暇したので続きがレポートできないのですが、このあと貫をさし、一階の時と同じように歪みを修正して、貫を込み栓で固定して、二階の縦上げが完成です。
次回は屋根部の棟上げ作業です。家の形が見えてきます。
次ページには好評の付録、作業ムービーをお楽しみください。スローモーションもあり。
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