【第二話】まるとおじいさんと十匹のネコの暮らし

まるとおじいさんと10匹のネコ —『キッチンまんまる』物語 —


10匹のネコと散歩

僕は小さいころ十匹じゅっぴきねことおじいさんと川のさんするのがにっでした。

まいにちおじいさんと僕の散歩にくと、猫さんたちもいっしょについて来て、11ぴき一人ひとりで土手をあるいているのはきんじょのちょっとしためいぶつだったらしい。僕はくさぱらを歩くのがだいきだし、猫さん達も大好きだから、僕にしてはつうのことなんだけど、僕とおじいさんが散歩してるとうしろをぞろぞろ猫さんたちも一緒に歩いているのだから、それはにんげんにとってとてもこうけいだったんだって。

僕、『まる』

遊歩道の散歩

 僕、『まる』って言います。カタカナでマルでもいいんだけど、僕としてはひらがなの『まる』ではつおんしてほしいなぁ。やわらかい感じがいいでしょ?
僕に『まる』ってけたのは、今のおうちのそばのちいさくてみじい川のひがしがわのちょっと大きな川をずーっとうみほうに僕のちっちゃい4つのあしだと、あさ歩き出して、おひるはんにはうかな?ってところんでたおじいさんとおばあさん、それからアッコちゃん。はじめて僕がそこのおうちにもらわれて行ったとき、さんにんひとてマルチーズだと思って、『マル』ってけたんだけど、僕をもらって来てくれたアッコちゃんのだんさんから、ヨークシャテリアとチワワのミックスだよってみんなかされて、それから僕は『まる』とばれるようになったんだ。


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