【第一話】とっても短い小さな川と『キッチンまんまる』

まるとおじいさんと10匹のネコ —『キッチンまんまる』物語 —


古民家の星さん

 かわぎしゆうどうをおさんしてると、いちだんみどりい森に入ります。森の中には昔のおひゃくしょうさんの家のような大きな古い家、お父さんとお母さんはこの家を『ほしさんの家』って呼んでます。小さな川の岸辺にあったんぼやはたけでお米やさいを作っていたしょうさんの家とめつけています。

だって、大きなもんまえの畑でおばあちゃんが今もお野菜を作ってるからって、お父さん。お父さんはおもみで勝手かってはんだんするけいこうがあるようですが、まぁだいたいっているようなので僕はお父さんのことをちょっとそんけいしています。

この間も僕がなんも散歩のちゅういたら、白いあわを見て「おなかすきぎてえきがでてるのかも。おいもあげたららくになるよ」ってお母さんに。そしたらホントに僕はげんになったんだ。お父さんの思い込みはけっこうあたるでしょ。だから星さんの家はきっと大庄屋さんだったんだと思うよ。今度おばあちゃんに聞いてみようかなってお父さん。らないひとこえかけるのにがなくせにぃ!

 星さんの家はとっても古い家のようです。お父さんはけんかくしょうばいさんの家みたいだって、川のそばだし、森にかこまれてるし、昔はふなもあったかもって、また勝手に思い込んでます。星さんや小兵衛さんの家のように、料理教室の小さい家は「みんみたいに作るぞぉ!」ってお父さんが言ってた。


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