古民家の星さん
川岸の遊歩道をお散歩してると、一段と緑の濃い森に入ります。森の中には昔のお百姓さんの家のような大きな古い家、お父さんとお母さんはこの家を『星さんの家』って呼んでます。小さな川の岸辺にあった田んぼや畑でお米や野菜を作っていた庄屋さんの家と決めつけています。
だって、大きな門の前の畑でおばあちゃんが今もお野菜を作ってるからって、お父さん。お父さんは思い込みで勝手に判断する傾向があるようですが、まぁだいたい正解っているようなので僕はお父さんのことをちょっと尊敬しています。
この間も僕が何度も散歩の途中で吐いたら、白い泡を見て「お腹空き過ぎて胃液がでてるのかも。お芋あげたら楽になるよ」ってお母さんに。そしたらホントに僕は元気になったんだ。お父さんの思い込みは結構あたるでしょ。だから星さんの家はきっと大庄屋さんだったんだと思うよ。今度おばあちゃんに聞いてみようかなってお父さん。知らない人に声かけるの苦手なくせにぃ!
星さんの家はとっても古い家のようです。お父さんは剣客商売の小兵衛さんの家みたいだって、川の側だし、森に囲まれてるし、昔は船着き場もあったかもって、また勝手に思い込んでます。星さんや小兵衛さんの家のように、料理教室の小さい家は「古民家みたいに作るぞぉ!」ってお父さんが言ってた。
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