子どもも作りやすいラディッシュ
二十日大根と言う名前の通り手軽なラディッシュ。いまからでもプランターで育てられます。夏休みのちょっと前にお子さんと植えて、成長を楽しんでは……?
土作りからチャレンジすると、畑や植物の成長の仕組みがよくわかり、子供の自然観察にとても良いです。いまから土を作れば、ぎりぎり7月半ばには蒔けるかも……。
ラディッシュの種蒔き時は春から秋。30度を超える頃は種をまいても育たないらしいので、それをすぎたり、発芽しなかったら、30℃を切って涼しくなった秋に蒔いてください。
土作りのとき、プランターの淵にクローバーの種を蒔き、先にクローバーを育てると、畑の中が栄養いっぱいに!かわいそうだけど、ラディッシュを蒔く時には邪魔なクローバーを刈り取ってラディッシュの種を蒔きます。全部取らなくても、プランターの淵にはクローバー残して大丈夫です。
土作りはこちらのページの「土作り『てこ入れ』」を参考にしてください。土作りに必要なものはホームセンターで手に入ります。小袋でも多いかも……。
プランター用の土作り
畑とプランター、土の量が違うので、計算してみました。標準的なプランターで約10ℓ位の土を使います。1㎡の畑の土は大体30cm位まで掘り起こすので300ℓ。プランターの30倍の量です。3つ分位のプランター用として計算してみると、下記のとおりです。ラディッシュだけでなく、様々な作物に使えます。
- 赤玉土 2袋(28ℓ)
- 籾殻燻炭 500cc(0.5ℓ)
- 腐葉土 200cc(0.2ℓ)
- 完熟堆肥 300cc(0.3ℓ)
厳密でなくても大丈夫。大体こんな感じで良く混ぜて、プランターに入れてください。 ※我が家は花壇の土も庭の土と混ぜたので1袋は鹿沼土にして量を調整してブレンドしました。
表層のてこ入れの米糠などは0.5㎡分でプランター3個分、下記です。
- 米糠 50g
- 油粕 50g
- 牡蠣殻石灰(貝化石でも可) 25g
と計算しました。これをスーパーのビニール袋に入れてよく混ぜた後土の表面に振りかけ、表面の土と混ぜます。深さ5mm程度まで。あまり深く混ぜないように。
ないものはないなりに工夫して、例えば牡蠣柄石灰はお味噌汁で使ったアサリやシジミの殻を砕いて蒔いても良いのかも。父の家庭菜園で良くそうしてました。
必ず1ヶ月、土を寝かせてください。早すぎると微生物が働かなくて、入れた物が悪影響です。実際、あわてて待たずに植えたひまわりの苗が2週間位で枯れました。微生物ってすごいですね。
自然栽培の土は、とっても養分が少ないです。でも植物はたくさん根を張って育ってちます。植物の底力ってすごいですね。
次回は「自然栽培の先輩を訪問。森と小川沿いの素敵な農園でした。」です。おたのしみに!