我が家が長年住んでいた北区滝野川は板橋駅前の車で通れる桜並木、石神井川の何キロも続く桜の遊歩道、そして十五代将軍吉宗様が作ってくださった飛鳥山と桜の名所に囲まれているので、庭にゼッタイ桜が欲しかったのです。そして出会ったのが十月桜。とってもお得だと思いません? 年に2回も桜が楽しめるなんて。ということで、庭の一番目立つ場所に植えました。
我が家の庭造り、いろいろやっているのですが、数回しか書いてないのに、順番にレポートしていると季節に合わなくなって来てしまいました。ということで先日アップした「Studio PRANAに設計依頼をしたひとつの理由」にも書いたのですが、設計士の林さんの事務所、ストゥディオ・プラナの窓から見て一目で惚れてしまった十月桜を5月末の昨日、我が家にも植えたので、その報告です。
実はFacebookで奥様に、まるにその作業を見られている写真をアップされてしまったので、じゃ、この記事書こ!ってことに……。
予算が少なかったから広い庭になった!
少し話がそれますが、我が家の庭が広くなったのは、土壁と伝統工法の家にしたメリットかも。予算内で良い土地が買えたのですが、建物にかけられる予算が増やせるわけではないので建坪は限れてしまいます。なので、庭をしっかりとることができたのです。
また伝統構法では軒を大きくとるため隣地境界からの距離も広めで、風通しも良く、光にあふれた庭になりました。「家は大きければ良いってもんじゃないのよ」とどこかの設計士さんが言ってたこと、ちょっと納得してきました。庭が広くとれたので、きちんと根付くと十月桜の見える書斎の誕生です。
十月桜植付前の土造りの様子は次ページへ