外壁工事が始まりました。こう見えて外断熱・蓄熱性の最新住宅です。

【伝統建築現場レポート】外壁の下地工事 2014年6月5日


外断熱の外壁ができるまで

南面に断熱材を張りました。写真に写ってるのは透湿防水シートです。蒸気と空気は通しますが、水分は通しません。なので、壁面内部はカラッとしてカビを防ぎます。このあと胴縁で押えて杉板を縦に張って外壁完成です。後日、そこまで詳しくレポートします。
玄関の軒に屋根板が張られてました。屋根板と同じガルバリウム鋼板です。
玄関の軒も木組みでかっこいいんです。下から見上げると昔見た噺家さんの家みたい。和の素敵な家でした。
軒と一階と二階の窓が複雑です。一枚の板野幅の部分に窓との木がすべて集まっているので、この部分の手間はとても大変そうです。

しっかりしたベランダの秘密=
割りくさび

2階のベランダの手すり。床から突き出た梁に継手でしっかり組み合っています。突き刺さっているのは割りくさび。梁を通している穴の半分が外側に広がっていて、くさびを打つって内側の木が外に広がり、しっかり抜けなくなります。ベランダの安全性を高めています。

しっかりしたベランダ。柱の穴に手すりが付けられて、この上にすのこ状の床が張られて、ベランダの出来上がりです。
屋根屋さんがベランダにもちゃんとカバーを。細かいところまで丁寧です。雨で木がいたまない工夫です。
足場があるので分かり難いですが、ベランダはこんな感じ。木造の家にマッチしたベランダです。朝が楽しみです。

蓄熱性に優れた土壁

この土壁が外断熱の内壁で、蓄熱性があるので夏は冷房の涼しさ、冬は暖房の暖かさを蓄えます。

もし、外断熱でなかったら、夏は暑さ、冬は寒さを蓄えます。外断熱の無いコンクリート住宅は大変です。
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